2008.03.16 Sunday
[SONY Music オトフレーム] 彼女を観たのは、4年前だったかの、北海道ローカルの、某番組でのカラオケ歌合戦?みたいなコーナー(^^ゞ 審査員の先生は、チームナックスとも共演したことがある、毎回派手な衣装で来る女性で、話が面白いので、それ見たさにって感じで、たま〜に観てた程度なのだけどね。 「おっ、今日は、現役高校生かぁ」と観たのが、当時16歳の、 福原 美穂 でした。 正直、当時の感想は、「上手いなぁ」って程度で、素人の俺には、それ以上の感覚は湧いて来ませんでした(ごめんなさい)。 それが、その放送を切っ掛けに、スカウトされていたなんて ますます、ごめんなさい(;^^) 昨日、HTB(北海道テレビ)の『スキップ』にて、このメジャーデビューについての特集が放送された。 福原 美穂 が、これまで、どんな努力をして、デビューに至るまでに、どんな経験をして来たのかを、本人を迎えて、VTRと共に流された。 衝撃を受けたのは、アメリカの、某黒人教会での、ゴスペルを唄い上げるシーン。 この教会は、最近では、ヒラリー・クリントンが、過去には、日本人にも解る、アーノルド・シュワルツェネッガーなども演説し、アーティストで言えば、スティービー・ワンダーなどの大スターが唄って居るような、由緒ある教会。 勿論、日本人がゲストとして、この教会で、ゴスペルを唄うのは、史上初。 ゴスペルは、元々は、奴隷としてアメリカ大陸に連行されたアフリカ人が、その境遇から、救われることを、神に祈る想いで産まれた、[黒人霊歌]です。 その重みを考えれば、他人種が唄うことさえ、簡単に、受け入れられるものでは無いことが、解ると想う。 ゴスペル=福音 の意味からしても、ただ歌が上手いでは無くて、何よりも、魂が伝わらなければ駄目ってこと。 予想通り、ゲストを紹介する牧師の声の後、登場して来た 福原 美穂 を、日曜礼拝に参列して居た、ほとんどの信者が、怪訝な表情で迎えた。 「何故、日本人女性が・・・」と言う、想いだったかも知れない。 これが実現したのは、本人が、自らの意志で、デビュー前に、本物の場所で、ゴスペルに挑戦したいと、自ら申し込んだ行動力だったそうだ。 実際、熱意により、受け入れた牧師を含む、教会関係者も、不安があったらしい。 正直、俺も、歌が始まるまでは、「受け入れられるんだろうか?」と、観て居た。 そりゃそうですよ。 スカウトされて、デビューへ向けて、本格的なレッスンをしていたことも知らなかったし、記憶にあるのは、4年前の、某番組で、街頭のロケで、制服を着て、セリーヌ・ディオンの曲を歌い上げた記憶しか無いですからね。 歌は上手いのは知ってるけど、魂を振るわせられるのか?・・・・ 始った歌は、『Oh Happy Day』 静かに唄いだした歌声は、徐々に、メロディーの進行と共に、熱を帯びてゆく。 黙って、画面を見続けてしまった。 20歳と、若い子が、しかも、日本人が、ここまでソウルフルに唄えるのか・・ 心が震えた。 宇多田 ヒカル のデビュー時の、PVを初めて見た時と同じくらい、衝撃を受けました。 何より、これがデビュー前とは信じられない程、堂々たるオーラだった。 怪訝な表情で迎えた信者達の表情が、みるみる変化して行った。 『Oh Happy Day』のクライマックスでは、立ち上がる信者達も出て、歌声に合わせて、手拍子をし、体を揺らして、踊り出す人まで・・・ 唄い終わると、「歌え!ミホ」の大合唱。 そして、唄われたのは、これも有名な『Amazing Grace』 信者達の体も、歌声に呼応するように、揺れて居た。 歌い上げた後には、一人の黒人女性が、涙を流して居る映像まで流れて居た。 受け入れられただけでなく、本場の人達に、感動を与えたのだ。 終了後、 福原 美穂 は、参列者のほとんどに、抱きしめられ、その感動で、涙を流したそうだ。 牧師も、「奇跡の子だ」と、その才能と、歌声から溢れる人間性を、絶賛したそうです。 4月16日、ソニー・ミュージックより、自作曲『CHANGE』でデビューする。 道産子に限らず、同じ日本人として、多くのファンに愛されるスターになるはず。 [楽天市場『アットマークジュエリー』]福原美穂 CD【CHANGE】08/4/16発売 |